topics

2015年01月30日

発達障害って!?その7

「アスペルガー症候群」だと告げられた息子。
私はショックは受けませんでした。
ずーっと悶々と悩んだ日々からの解放感の方が強かったのです。

「私の育てかたが悪かったんじゃなかったんだ
「Rが悪い子なんじゃないんだ
                          そう安心しました。

H先生はわたしの意志も聞いてくださいました。
「アスペルガー症候群だと学校に知らせてもいいですか?」

確かに奇異な目で見られる可能性もありました。
でも、Rは学校中で知らない先生はいないほどの問題児
ここは障害をスッパリ認めて、正面から向き合うしかありません!

「確かに偏見もあるかもしれません。
 でも、障害だとわかれば先生は配慮してくださるでしょう。
 堂々と配慮してもらう免罪符が欲しいです!」

こうしてRは学校で特別扱いを受ける権利を得ました。
この時点で私の中で大きな変化がありました。
Rの奇行が「アスペルガー症候群」だとわかってRの行動が理解できたのです。
同じように理解してくれる仲間が必要でした。

まず仲間の第一号は本人です。
親だけが障害の事を知って本人は知らないなんて…私はよくないと考えました。
一生、その特性をもって生きていくのはRなのです。
私はパパとも相談してRにアスペルガー症候群を報告することにしました。
あっ!このブログに初登場の旦那さんです。私の仕事の理解者でもあります。
会社で「もし宝くじが当たったらどうする?」と同僚たちと話した時
「車を買って仕事をやめる」とか「海外旅行に行く」とか話す人の中で
「妻が起業する!!」って言っちゃった人です。

この告知にとーーーっても勇気が必要でした。

「Rはみんなと同じことができなくて先生にしかられているでしょ?
 それはみんなとは違う脳で生まれてきたからなんだって。
 同じことができないけど、Rだけができることもあるよね。
 それは脳が違うからだったんだ。
 この前、かがやき教室(通級教室)でやったテストでわかったんだよ。」

さぁ、Rはなんと答えたでしょうか?

ショックを受けて泣く?
どうして障害をもって産まれたんだと怒る?
学校に行かないって引きこもる?
これはぜ〜んぶ私が予想していたことです。
どこまでネガティヴ…















Rはこう答えました。
「な〜んだ、そうだったんだ。」

「ママは僕がこの脳で生まれてきて嬉しい?
 ぼくは嬉しいよ。脳の秘密がわかるかもしれないから。」

ママ、僕たちラッキーだね、神様が特別な脳をプレゼントしてくれたんだね 

………まいりました。降参、惨敗…。
Rのこの言葉に奮起しましたよ!子供ってすごい!
この子の可能性を、才能を潰すのは私だった!Rは何も変わっていません。
私のRを見る目が変わっていたのです。


気づいたけど、変われない。
わかっていてもできない。
Rを認めたはずだったのに…  次回は「褒められない私」について書きたいと思います。
続きを読む
posted by tomomi at 20:55| Comment(0) | 息子のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月25日

発達障害って!?その6

さて、通級教室に通いだしたRの本来の姿を思い出した私。
思い出し、Rへの愛情がすぐに復活したのか!?
すぐに息子を認められるようになったのか!?

これはでしたね…
相変わらず、通常のクラスではうまくいかない。
宿題や用意や日常生活の大変さも変わらない。
そして、やっぱり私は怒っていました。

ただ、週に一回のH先生との時間がRを認めてくれていました。
Rは今でもH先生に感謝しています。
「学校中でH先生だけが僕の話を聞いてくれた。
 認めてくれて嬉しかった。」

一年生の終わりにH先生から打診がありました。
「Rくんの困難さを理解するためにテストをさせてもらえませんか?」
「みんな受けてもらっているんですよ。」

H先生を全面的に信頼していた私は二つ返事でOKしました。
この時に受けた検査が「WISC」だったのです。

※WISC:知能検査の一種
      発達障害児はこの種の検査をすると極端な数値を示すことが多い
      例えばRの場合、言語能力がずば抜けて高く空間把握がとても低かった
      平均値をどれもとっておらず、高いか低いかの数値しかない

学校で受けることができるのは稀でH先生が資格を持っていたからこそ
Rは学校で受けることができました。
そして、学校で受けられたからこそWISCの結果と学校での様子、日常生活の様子
私との面談そのすべてをH先生が総合的に判断してくれました。

そしてある日、私はH先生と面談することになりました。
開口一番先生はこうおっしゃったのです。
「お母さん、息子さんは天才ですよ!
そして、診断結果はアスペルガー症候群だと知らされたのです。

この時、肯定的に障害を伝えてもらえて本当によかった!
ここで「残念ながら…」と伝えられていたら全然ちがっていたと思います。

次回は「本人告知」について書きたいと思います。

              
            

posted by tomomi at 21:13| Comment(0) | 息子のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月24日

発達障害って!?その5


さてさて、「通級教室」でお世話になることになったR。
週1回、通常の学級を抜けて自分で教室に向かいます。

初日、終了後に私と先生との面接がありました。
「言葉をよく知っていますね!びっくりしました。
 自分の状況もよく理解しています。
 頭いいね〜と褒めたら「よく言われます!」ですって(笑)
 自己肯定感も十分ありますね。
 Rくんの話はとても面白いです!」

小学校に入ってからはじめてRを認めてもらえたような気がしました。
そして、Rを叱りながらそのままの彼を認めてほしいと思っていたのは
私だったんだと気づいたのです…
えぇ、ママは反省ですよ…

「怒られてばかりだから赤ちゃん言葉になっちゃう…」
Rは全部わかっていました。
まだ処理する能力がないだけで、十分理解していたのです。
またまたママ反省…

そしてRが作った詩を先生が書き留めてくれていました。

たべものにもいのちがある

たべものにも いのちがある

ひととおなじ いのちがある

でもそれは ひととおなじ おもさの いのち

しゃべれないけど たべものにも いのちはある

こんな感受性豊かな面はまったく無視していました。
学校では評価されないいいところを見失ってしまっていました。

学校で集団生活すること
学校でいい子と認められること もちろん大切でしょう。

でもそれだけじゃないRのいいところを思い出し
反省と理解してくれた先生への感謝とRの素直さと…
いろんな感情が湧き出して号泣してしまいました。
はい、文字どおり号泣です。
泣き止んだ後に「ひっく」「ひっく」となってましたから。
先生、実はドン引きしてたんじゃないかしら?

長く、くらーい暗黒時代にようやく終わりがきました。
次は「発達障害の診断」について書きたいと思います。

posted by tomomi at 15:25| Comment(0) | 息子のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。