なにかがおかしい!?そう気づいたのは一年生の三学期でした。
親子共に情緒不安定…すぐに泣いたり怒ったり



集団の中に行くと息子とほかの子を比べて落ち込んでいました。
どこに行っても変な息子が気になって楽しくありませんでした。
「息子が普通に育っていたらどんなに良かったか…」
そんな時、また学校から呼び出されました。
「今度は何を言われるんだろう…」
とても寒い日でした。
その日は担任の先生と話した後に
「紹介したい先生がいます。交代してもよろしいですか?」と聞かれました。
もっと怖い先生が出てきて責められる


(自己肯定感が極限に下がると想像は敵だらけ!
自分の味方は出てこないと思い込んでいるのです。)
ところが出てきたのは明るい女の先生でした。
「Rくんの様子をみせてもらいましたよ。
個性的でおもしろそうな子ですね!
週に一回くらい私の教室に通ってみませんか?」
「新米の先生だから大変でしょう?
クラスもちょっと荒れていますしね
」

今までのくらーい話はぶっ飛んでいきました。
深刻に考えていたことを「なんでもないんですよ〜」と先生の雰囲気が伝えてくれました。
このH先生との出会いがなかったら今のRはありません。
私もカウンセラーになっていなかったでしょう。
はじめてあったのに安心したのを覚えています。
しかも当時、学校中の先生が知る問題児だったRを「個性的でおもしろい!」って

ものすごく前向きなパワフルさを感じました。
私はすぐにこの先生のクラスにRをお願いすることにしました。
このクラスというのが「通級教室」だったのです。
息子の小学校には常設の通級教室があって一人一人の困難さを理解し
助けてくれる専門の先生がいたのです。
※通級教室:知的な遅れはなくとも何らかの困難さを抱えた児童を療育する教室
週に1〜5回、一時間マンツーマンで学ぶ
療育:障害にあわせた学習法や生活法を学ぶこと
この先生の自己紹介の文章の中に耳慣れない言葉をみつけました。
「ADHD」という単語です。これは何だろう?
家に帰ってインターネットで調べてみました。
「ADHD」「発達障害」「アスペルガー症候群」「自閉症」 などなど
たくさんの聞いた事がない言葉がヒットしました。
私は夢中で読みました。そして確信したのです。
「あぁ、きっとRは発達障害なんだ…」
次からは通級教室に通い始めたRの事を書きたいと思います。
くらーい暗黒時代はとりあえずひと段落です。
この後は悶々、グルグル時代(なんじゃそりゃ!?)に突入します。
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